本日上映あります。
9日から渋谷ユーロスペースで始まっている「新春全力映画祭」に参加しています。
本日10日は監督作『いいね!』の上映があります。以下は、全力映画の公式HPにも記載されている企画意図です。
使うSNSは今後変わっても、いきなりなくなったり、世界中の人が一斉にやめることはないでしょうから、、、内容的にはまだまだ有効かなと。
世の中のみんなが知っていることと、己の疑問と、エンターテイメントを組み合わせて物語るということを初めて意識して作った短編です。ぜひご覧下さい!
<いいね!企画意図>
本作はソーシャル・ネットワーキング・サービス(以下SNS)で注目集める事に囚われてしまった女の話」です。
フェイスブック(以下FB)やツイッターなどのSNSがアラブの革命運動に大きな役割を果たしたとか、東日本大震災の際の情報共有にも役に立ったと言った話は理解出来るし、自分も共感するところです。しかし、大抵のユーザーは今日は食べた料理の写真だとか、猫の写真とか、自分の子どもの写真を載せたりするのに使ってます。自分もそうです。
それを飽きもせず続けられるのは、他人のリアクションがあるから。FBだったら「いいね」、ツイッターだったらリプライ機能。他者からの反応を得られる機能があるのは大きいです。反応があると嬉しい。だから継続できます。
ただ。最近、手段が目的に変わりつつある人がどんどん増えているんじゃないか?自分たちはSNSに逆に支配されつつあるんじゃないか?そんな疑問が湧いてきました。例えば、たまたま撮った料理の写真をFBに載せてみようじゃなくて、FBに載せるために料理の写真を撮る、という人はたくさん居ます。
SNSでもっと反応を沢山得たい、注目を集めたい。そのためのネタを集めよう。それが極端なところまで行ってしまうと、どうなるんだろう?この物語はそこから着想を得て作りました。SNSを日常使っている人であれば、極端だからといって笑ってはすまされない部分を含んだ、切れ味鋭い短編になりました。楽しんで頂ければ幸いです。
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